職業柄、好きな家具はたくさんあって
そういうのは空間デザインの中にも入れたくなるのですが、
最近とある商業デザインを提案するときに
空間の仕上げに使ったのが、BKF
〝バタフライチェア〟
って言い方の方がよく聞くかな???
[Source:https://www.webo-kobe.com]
BKFといえば、
Antonio Bonet, Juan Kurchan, Jorge Ferrari Hardoy
の3人のアルゼンチンデザイナーによって
1938年にデザインされたパーソナルチェアで、
BKFは上記3人の頭文字からとったもの。
当時生産されたオリジナル版は、
その造形美からNYCのMoMAにも展示されています。
そうそう、
MoMAってコンテンポラリーとか
建築関係も置いてるんですよね。
で、時は流れて。
2005年にスウェーデンのCUERO社が
これを再生産することになるんですが、
そのとき使われたのがイタリア産の最高品質レザー
冒頭のこれですね。
[Source:https://www.webo-kobe.com]
このベジタブルタンニンのレザーが素敵で素敵で、
しかもエイジング効果で
どんどん格好いいことになっていくわけです ^ ^
モダンにもインダストリアルにも
ラスティックな空間とも抜群に相性が良くて、
例えばこれはアメリカ時代に描いた
デザインパースなんですけど、
無機質な空間に自然素材が温かみをプラスしてくれて
グリーンとの繋がりも良くなるし、
何よりこのスタイリッシュな出で立ちが
アクセントと抜け感になってくれて、
実はカジュアルさをプラスしたいときにも効果は絶大!
で、わたし、
これをめちゃめちゃ信頼しています。
(ちなみにその美しい佇まいを存分に目でも楽しむためには、
斜めに配置するのがおすすめです ^^ )
[Source:https://royal-furniture.co.jp]
ってな感じで、
今日は好きなデザイナーズチェアをご紹介でした。
皆さま素敵な午後を♡
See U soon.